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牛乳の問題点

前回のブログでカルシウムについて述べましたが、牛乳はメリットよりもデメリットの方が多いので解説していきたいと思います。

牛乳は9種類の必須アミノ酸をすべて含んでいます。必須アミノ酸は、人の体を合成するアミノ酸20種類のうち、体内で合成することができないアミノ酸のことを指し、食品から摂取することが必要となります。

また、牛乳の特徴としては、カルシウムにアミノ酸バランスの良いたんぱく質や乳糖が結びついていることで、他の食品よりもカルシウムが非常に吸収されやすいことです。これだけ聞くと牛乳は、豊富なたんぱく質やカルシウムが含まれており、健康的にみえますが、実は体にとって悪いという面もあります。

牛乳の害

カゼインが引き起こす腸の炎症

カゼインが引き起こす、腸の炎症は、グルテンにも同様なことが生じるため、グルテンフリーと一緒にカゼインフリーを行うとより効果的です。

牛乳に含まれるカゼインは、分解されにくいアミノ酸配列をしており、未消化のまま腸に入ると、腸の粘膜に傷をつけてしまい炎症を起こします。この腸の炎症が、繰り返し起こると、次第に腸の粘膜に穴があいてしまい、リーキーガット症候群(腸管壁浸漏症候群)になってしまいます。
リーキーガット症候群とは、腸管を守っているバリアが破壊されることで、本来なら取り込まれることのない異物が体内に侵入し、炎症・アレルギー反応を引き起こす状態のことです。

食物アレルギー

たんぱく質のカゼインやラクトグロブリンが主なアレルゲンとなります。先ほど述べたように、牛乳には多くのカゼインが含まれますから、アレルギーの問題も気を付けないといけません。

体は食品に含まれるアレルゲンを異物と認識することで、体を守るために過剰な反応を起こしてしまいます。これが食物アレルギー(即時型アレルギー)です。

乳糖不耐症

乳糖不耐症の人は、牛乳に含まれる「乳糖(ラクトース)」を分解できずに、お腹がゴロゴロしたり、下痢腹部膨満感などの不快な症状が生じたりします。よく食品アレルギーと乳糖不耐症を混同される人がいますが、全く別物です。

乳糖不耐症は乳糖を分解する酵素である「ラクターゼ」が体内で作られず、乳糖を分解することができない体質のことです。

カルシウムとマグネシウムのバランスの悪さ

牛乳に含まれるカゼインは、カルシウムと結合し、カルシウムの吸収を高めると共に、体内にカルシウムを運ぶ役割も担っています。
カルシウムが吸収されやすい牛乳は、体にとってよさそうなイメージがありますが、このカルシウムの吸収の良さには問題があります。

カルシウムとマグネシウムは互いにバランスを取り合い、体内で恒常性(体内のバランスを常に一定にする働き)を保っています。カルシウムは筋肉や血管の収縮、マグネシウムは弛緩するように働きます。しかし、牛乳に含まれるマグネシウムは少なく、カルシウムが多いため、バランスが非常に悪いのです。

通常1:1の割合でカルシウムとマグネシウムを摂るのがよいとされているのですが、牛乳の場合100gあたりカルシウムが110mgで、マグネシウムが10mgの含有量で、11:1という非常に悪いバランスです。

ただでさえ、マグネシウムは吸収が悪く、ストレスなどで消耗してしまうミネラルとなるため、牛乳を多飲すると、カルシウムだけが過剰となってしまうのです。カルシウムと比較したときに、マグネシウムが少ないと様々な弊害が生じてしまいます。

弊害の一つに、カルシウムの石灰化があり、カルシウムの塊が体内の組織で沈着してしまう状態をいいます。

腎臓に石ができる腎結石もカルシウムの石灰化による場合もあります。さらに、その結石が尿管に移動すると尿管結石になってしまい、尿管に結石が詰まることで、かなりの激痛に襲われます。

こうした病気は、カルシウムの摂りすぎが原因だと思われる方が多いと思いますが、実はマグネシウム不足が引き起こしている場合が多い病気です。
マグネシウムが少ないことで、生じる問題として、他には筋肉の緊張やけいれん、頭痛や肩こり、不安やパニック発作、不眠、うつ、便秘、解毒ができない、心臓の病気、高血圧、低血糖、不妊、骨粗しょう症、虫歯などがあります。

マグネシウムは腸の働きを整えたり、重金属を排泄したりと健康を維持するうえで重要な働きもあり、脳の神経伝達物質を合成する際にはマグネシウムが必要になりますので、不安感の強いときには、不足が考えられるミネラルです。「イライラしたらカルシウム不足」とよくと言われますが、むしろマグネシウムの方が不足しています。

カルシウムは大根の葉、モロヘイヤ、小松菜、春菊、チンゲン菜、水菜などの葉物野菜に多く含まれます。切り干し大根も非常におすすめです。また、しらすイワシししゃもなど骨ごとまるまる食べられる小魚や桜えび干しえびもカルシウムが豊富な食材となります。

特にしらすや桜えびは、マグネシウムが豊富で、しらすやイワシにはビタミンDが多く含まれていますので、骨を健康にするには大変おすすめの食材となります。

また次回、続きをお話ししていきたいと思います。